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【スモールワールド】"小さな世界で時代は回る"/2025.Q2 部長のボードゲームプレイ日記

部長のボードゲームプレイ日記

2025.Q2 「ドイツ部」BGA対戦ログ

 

リザルト

🆕スモールワールド

🥇つばさ氏🔰(79vp)

🥈部長🔰(76vp)

💔たか🔰(67vp)

 

プレイ日記

この日は転勤で✈岡山へ異動してしまった、たかも参戦!!

つばさ氏部長の3人で、🎈比較的軽めのボドゲを――ってことで、いまだ触ったことのないゲームを遊んでみることにしました✌

スモールワールド

2009年,👤P.キーヤーツ,作品。

ファンタジーな世界を舞台に、さまざまな種族が繁栄のために領土争いの真っ最中!

プレイヤーは👼神様となって種族の繁栄や衰退をコントロールしていく。

領土を拡大させることで手に入る💰コインの数で勝負だ!

スモールワールド

スモールワールド*1

有名なのは知っていたが、📄ルールを読解するのが面倒でスルーしてきたボドゲ
💻BGAにもあるし、3人集まったし、今月は🆕ゲームに触っていないの三拍子揃ったので、思いつきで遊んでみた。

 

ゲームを振り返りながら、ざっくりルール説明していこう✏️

プレイヤーは種族を選択し、それの繁栄を目的とする。

種族は特殊能力とセットで、種族の能力と特殊能力の組み合わせで展開や戦術に富んだシステムになっている。

種族は💰コストを支払って選択。指定のトークンを受け取り、それをフィールドに配置することで領土を獲得していく。占領した領土のスペース数に応じて💰コインが得られ、その💰コイン数を競うゲームだ。

 

まずは種族を選ぶところから。

🎪ディスプレイに6種類の種族が並んでおり、💰コインを支払って選択する。

💻いまの表示だと左上が無料で、右下は💰5コインが必要。

💰支払ったコインはそれ以前の種族たちに1コインずつバラまいていくことになり、💰コインの載った種族は、選択すると💰コインもおまけで付いてくる仕組みだ。

スモールワールド

各プレイヤーひとつの種族を選んで繫栄させていく。

つばさ氏がスタP。

つばさ氏"沼地の"グールを選択。

記されている数字の合計が、その種族のトークン枚数になる。(いまのグールだと9枚)

種族には基本能力と特殊能力がセットになっている。

"沼地の"は、ターン終了時に占領している沼地1スペースにつき、追加の💰1コインを得る能力だ。

スモールワールド

種族と特殊能力のセット

次に🗺️フィールドを侵攻していくが、沼地じゃないと利点がないため、つばさ氏は北西からスタート。

※初めは外周からスタートすること。

以降は隣接させながらトークンを配置していく。

ちなみにスペースを占領するには、そのスペースの🛡防御力+2枚トークンが必要。NPCやライバルがいたら同数を削りあったのち、更地にしてから2枚配置することになる。

※🏔山岳スペースだと🛡防御力が+1されている。つまり3枚の配置が必要だ。

スモールワールド

基本的に🗺マップの外周から侵略スタート。

面白いのが、そのターンで侵攻したエリアを確定させたら、各スペースのトークンは1枚を残して後は手元に戻す

そこから手元にあるすべてのトークンを再分配するのだ。

要するに、これは🛡️防御力を設定することになる

つばさ氏沼地に4枚ずつ固めて、💰資金源となる沼地を守りにきた。

これでつばさ氏は3スペースで💰+3コイン。

特殊能力で💰+2コイン。

💰計5コインを得てターンを終了した。

スモールワールド

トークンを分配して防御力とする。

次にたかのターン。

たか"航海する"ハーフリングを選択。

"航海する"は、本来侵攻できないスペースを移動できる。

また、ハーフリングはスタート地点が任意でOK。(外周でなくともよい)

さらに「穴ぐら」を設置し、そこを侵略や能力の対象から防ぐことができる。

スモールワールド

穴ぐらのあるスペースは攻撃や効果の対象にならない。

たかは中央のからスタート。

はだれも侵攻できないため、「穴ぐら」の効果を殺してしまうことになるが、📄まだルールを完ペキに把握してないため、そのことにはだれも気づかない。

そのままたかは5スペースを侵攻し、💰+5コインGet!

スモールワールド

たかは中央の湖からスタート。

最後は部長だ。

"商人の"ヒューマンを選択。

トークン枚数が少ない=能力が強いと睨んでいる👀

"商人の"は占領した1スペースにつき💰+1コインが貰えるし、ヒューマンは占領してる農場1スペースにつき💰+1コインが貰える。

つまり農場1スペースで💰+3コインってわけ( •̀∀•́ )✧

スモールワールド

強力な特殊効果はトークンの数が少なく調整される。

さっそく北部にて農場を侵攻。

たった3スペースだけ占領したのに💰+8コインが与えられた。

なるほど、これを⌛10ラウンド過ごし、より多くの💰コインを稼いだプレイヤーの勝ちというわけか( ・`ω・´)キリッ

スモールワールド

これで💰+8コイン!

2ラウンド目。

おおよその雰囲気は理解してきた。

もうひとつのアクション――衰退するとどうなるか?

衰退すると種族を手放してしまい、占領してきた各スペースも1枚だけになる。

占領してれば💰コインが得られることは変わりないのだが、衰退するとそれでターン終了。

次のターンにて新たな種族を選択し、ふたたび侵攻を開始していくのだ。

ちなみにつばさ氏グールの能力が、衰退しても侵攻を継続できるという能力。

そのためトークン枚数は減らず、🧟ゾンビとなって繁栄していくというわけだ。

スモールワールド

グールはタダでは死なないのだ

たかハーフリングの繁栄を続けた。

救済措置もあり、トークンが1枚以上残ってるが侵攻するのに足りない場合は🎲ダイスで増援できる。

🎲出目数が仮想のトークンとなり、侵攻を達成してくへるのだ。

たかはこれを活用してみたが、🎲[0]だったので失敗。確率は2分の1とシビアだが、トライする価値はある。

スモールワールド

🎲ダイス目は[0,0,0,1,2,3]

たかが失敗したスペースを部長が🎲増援を試みる。

🎲[2]が出たので、侵攻に成功✌️

部長は4スペースを占領したので💰+10コイン!

ライバルの💰所持金(vp)は非公開なので、カウンティングしてなきなゃならないのだが、この手のゲームは💰カウントしないのがマナーだとも思っているw

スモールワールド

増援成功!

3ラウンド目。

つばさ氏グール衰退させてるので、次に"特殊部隊の"ジャイアンを選択。

"特殊部隊の"は、各スペースを侵攻するのに1枚少ないトークンで占領できる。

そして、そもそもジャイアンが⛰️山岳とその周辺を侵攻するのに1枚少ないトークンで占領できるため、かなり手広く侵攻できる種族だ。

スモールワールド

つばさ氏が選択。

つばさ氏部長ヒューマンが野放しにできないと睨み、北部のヒューマンを駆逐しながら侵攻してきた。

さらに衰退済みのグールも侵攻を継続。

これで計8スペースを占領し、💰+10コインを獲得したつばさ氏

沼地を守っているグールも、どうにかせにゃならんのか💦

スモールワールド

ほぼほぼ1枚のトークンで侵攻できる。

たかのターン。

すでに配置済みのトークンをすべて回収してリスタートすることも可能。

ただしハーフリングの能力である「穴ぐら」は消滅してしまう。

たか「あー😩 穴ぐら消えちゃうんですね」

「穴ぐら」も再利用できるかと思ったが、それはできず。

たかグールを駆逐させ、グールジャイアンを南下させないよう沼地に防衛線を張る。

その間、部長ヒューマンを衰退させる。

衰退で1ターンを消費してしまうのがジレンマ⚡。10ラウンド(ターン)しかないので、あまり頻繁に衰退させるのは厳しいと見た。

スモールワールド

たかは再配置を選択。

4ラウンド目。

つばさ氏のターンでジャイアンが南西へと侵攻。

たかハーフリングを駆逐して、沼地に7枚のジャイアンを配置。かなり厚い壁を造ってきたね(;^_^A

これによって、たかハーフリングの衰退を決める。

スモールワールド

グールをどうにかしないといかんな(;^_^A

部長は💰2コインを支払い、新たに"外交家の"トロールを選択。

トロールは占領したスペースに🛡防御力を[+1]してくれる「巣窟」を設置できる。

また、"外交家の"はこのターンに攻撃しなかったライバル1人を選び、そのライバルを次のターン攻撃不能(トロールへの)にさせる能力。

スモールワールド

かなり防御に長けたトロールに仕上がった✨

部長は南部からスタート。

まんべんなくトロールを配置。「巣窟」も手伝って、各スペースの🛡防御力を[3]以上にしておく。(これでライバルはトークン5枚を突っ込ませないと侵攻できない。)

ここでたかを選択し、次のターンに侵略されないよう🕊和平協定を結んでおく。

スモールワールド

🛡防御力があると侵略も防げるかと。

5ラウンド目。

つばさ氏ジャイアンを繁栄させるため、手広くスペースを占領してきた。

グールを庇うように囲い、💰+11コインを獲得。

すでに衰退しているグールに活躍を続けられるのはマズイので、たかに新たな勢力で突っ込んでもらおうと思う。

スモールワールド

ジャイアンを盾にしてグールを囲ってきたか😐

たか"丘の"ソーサラーを選択。

ソーサラーは1ターンに1回だけ、1枚しかトークンの配置されていないスペースを侵攻するとき、そのトークンをソーサラーに置き換えることができる。

つまり自軍のトークンを消費することなく、相手のトークンをソーサラーに変身させてしまうわけだ。

スモールワールド

ソーサラーは自分の種族に取り込む能力なのね。

部長たかと🕊和平を結んでいるため、たかは北部からスタート。

目論み通りジャイアンを駆逐しながら繁栄してくれており、部長としては好都合👍

スモールワールド

狙い通り北部から侵攻してきたね。

さて、部長ジャイアンを削りながら北上開始!

このターンもたかには干渉せず、🕊和平を継続させる。

ちなみに北東に残ったヒューマンが💰+1コインを産出してくれてるのが、地味に✌ラッキーだったりするww

スモールワールド

ヒューマンが生き残ってるという奇跡ww

6ラウンド目。

つばさ氏はここでジャイアンを衰退。

衰退した状態を抱えることができるのは1種族だけなので、これにてグールは消滅。

つばさ氏は🚩得点源を一気に失うことになる。

スモールワールド

衰退した状態をキープできるのは1種類のみ。

たか繁栄を継続させるが、部長とは🕊和平を結んでいるため南西へは進出できず。

よって南東へと侵攻し、を攻略することで特殊能力を活かしてきた。

"丘の"は占領したにつき💰+1コインを獲得。

ここで部長トロール衰退させておく。これによって北東で生き残っていたヒューマンは消滅。

⌛残り4ラウンドは1種類の種族で攻略することにする。

スモールワールド

⌛残りラウンドを計算したら、ここらが引き際かな🤔💭

7ラウンド目。

つばさ氏"霊体の"アマゾネスを選択。みんな無視してきたため、載っていた💰+2コインも獲得だ。

"霊体の"は、衰退した状態でキープできる種族は1つのみ、という縛りに影響を受けない。

つまりアマゾネスは衰退したとて、侵攻されてトークンを失わない限り、ずっと🗺フィールド上に生き続けるというわけだ。

だが実際にどこまで発揮するのか想像できなかったので、部長はスルーしてきた。

スモールワールド

衰退をずっとキープできる能力もあった💡

つばさ氏グールが消滅した北西部よりスタート。

アマゾネスは+4枚の仮想トークンを使って侵攻できるため、部長トロールをかるく超えてきた。

もちろん防御時に+4枚はキープされないが、沼地に🛡防御力を傾けて備える模様。

スモールワールド

+4枚のトークンで侵攻してくるのは強いね。

たかソーサラー繁栄を継続。

🗺フィールドの半分を占領する勢いでトークンをばらまいてきた。

部長は気になっていた"英雄の"スケルトを選択!

ケルトは、すでにライバルが占領している2スペースを侵攻すると、トークンが+1枚されるという増殖系能力を備えている。

じわじわ勢力を増やしていければ、⌛残りラウンドを生き延びれるだろうと思ったのだ。

さらに"英雄の"は、占領したスペース2ヵ所に英雄トークを配置できる。英雄トークの置かれたスペースは絶対不可侵領域となるため🛡防御力にも長けていると考えている✌

スモールワールド

トークン枚数をじわじわ増やせるのが特徴。

たかが北部を占領しているため、部長は北東部から東側を政略していく計画でいく。

たかの占領してた2スペースを征服したため、ケルトトークンが+1枚された✌

これはNPCトークも対象(トークンを増やすための条件)になるため、南東部をじわじわ占領しながら+1枚ずつ増やしていく計画だ。

スモールワールド

ケルトンを最後まで繁栄させたい。

8ラウンド目。

なんとつばさ氏"霊体の"アマゾネス衰退させ、たか"丘の"ソーサラー衰退させてきた。

つばさ氏の行動にはビックリ Σ(・□・;)

この隙に部長ケルトを侵攻させておこう♪

スモールワールド

ふたりも最後の仕上げに取り掛かる。

9ラウンド目。

つばさ氏は💰2コインを支払って"頑強な"トリトンを選択。

トリトンに隣接するスペースにを占領するときトークンが1枚少なくてよいという能力。

⚠️ただし要チェックなのは"頑強な"の特殊能力。

ターン終了時、ただちに衰退させることを選ぶことができ、これによって1ターンを無駄にしないで済むわけだ。これは✨魅力的な特殊能力だと思う。

スモールワールド

”頑強な”は、すぐにターン終了時に衰退させることのできる能力。

そしてたかが選んだのは"野営する"オーク

"野営する"は繁栄での侵攻フェイズ終了後、5つの「野営地」を自分の領土に配置できる。

この「野営地」は1つにつき🛡防御力[+1]。さらに「野営地」は再配置可能なので、かなり応用の効くアイテムってかんじ。

そしてオークの能力だが、衰退した種族がいるスペースを駆逐したとき💰+1コインを得る。

終盤は各所で衰退した種族が生き残ってるので、それらを栄養(コイン)にして稼ぎまくるならず者ってところかな。

スモールワールド

オークは終盤で光る能力を備えているね🧐

さて、ふたりが衰退させてるときに北部のソーサラーを掃除しながら領土を広げた部長ケルト

つばさ氏は南東からスタートしたが、4スペースだけを押さえて衰退を実行。

まあ、"頑強な"を選んでる時点でそれは作戦の内だろうとは読んでいたが、、。

たかは南部からスタート。

部長トロールを蹴散らしながら――と思いきや、「巣窟」の🛡防御力に苦しんだため、領土はあまり広げられずww

つばさ氏トリトン衰退させてるので、そのまま東へと進路を向け、トリトンも駆逐して3スペース止まり。

スモールワールド

つばさ氏トリトンを衰退させているのだ。

10ラウンド目。

つばさ氏は最後に"坂を登る"エルフを選択。無視し続けた種族のため、エルフの上には💰3コインが貯まっていたのも選んだ決め手か?

エルフは征服されたときでもトークンを失うことなく、すべて手元に回収できる能力。とはいえ最終ラウンドなので恩恵は小さい。

スモールワールド

つばさ氏が最終ラウンドで選んだのはエルフ

つばさ氏は北部のケルトを征服しながら東へと進む。

部長は防衛ラインとして英雄トークを置いてたので、なんとか進路を防ぐことはできた。

だが南部からもたかオークが侵攻してきたため、どちらも壁が分厚くてケルトはこれ以上の侵攻が難しくなってしまった💦

スモールワールド

ケルトンが一気に押し戻されてしまった💦

けっきょく部長は残った空きスペースを2ヵ所占領するのが精いっぱい💦

つばさ氏アマゾネスを削りたかったけど、しっかりエルフが壁を造ってアマゾネスを守りきったわけだ。

そして試合終了🏁

結果は、なんと💰3コイン差でつばさ氏の勝利🏆!

これは"丘を登る"エルフ選択時に稼いだ💰+3コインであり、まさか種族選択が決め手となってしまったようだ。

となると、その前に"頑強な"トリトンを選んだつばさ氏の采配が光ってたってことか(。_。)

スモールワールド

💰3コインは種族選択でついた差だと思う😨

⏰プレイ時間80分

なるほどね~💡

これはシンプルな⚔ウォーゲームってかんじで楽しいね👏 ファンが多いのも納得がいく。

⌛10ラウンドと短い中で領土をどのように征服していくかを考えるのだが、けっきょくは種族と特殊能力のパレードであって、緻密さが求められないぶん気楽に遊べるのだ。

それに種族は1ゲームの中で一巡するようなので、ゲーム中に必ず出現すると分かっていれば(種族の能力を)、すこしは種族選択が🌶辛くなって面白いかもw

※3人プレイ以上では一巡するようだ。

 

また、VPを非公開にすることで戦術がすこし荒くなるわけだが、個人的にはソッチのほうが好きだ。

VPがはっきりしてると、それはそれで終盤に萎えちゃうんじゃないかな?と懸念している。

試合中は、なんとな~く勝っていそうな/目立ってるプレイヤーを叩くっていう程度の思考でいいと思う。

これが🎈軽めのゲームだから、ってのが理由だけどね。

 

以上、部長のボードゲームプレイ日記でした!

 

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*1:画像はBGGより出典