部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介! 第21弾は【テオティワカン: シティ.オブ.ゴッズ】
部長のおすすめレビューとは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめレビュー第21弾は【テオティワカン: シティ.オブ.ゴッズ】!
ボードゲームデータ
- 2018年. 作品
- デザイナー ▶ 👤D.タッシーニ
- 重量級ボードゲーム
- プレイ人数 ▶ 1~4人用
- テンデイズゲームズから日本語版が発売済み。
- 中型拡張が3点。「後期先古典期」「拡大の時代」はどちらもテンデイズゲームズから日本語版が発売済み。「Shadow of Xtile」は国内流通なし。
- そのほか多数ミニ拡張*2が発表されているが、国内流通はない。
- 価格: 7920 円
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- 価格: 5720 円
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ドイツ部データ
- 通算 19プレイ
- 内訳 2 / 3 人 ▶ 12 / 7 プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 7人
- 部長の勝率 94%
- 部長の平均スコア 173.84vp
成績で一目瞭然だが、かなり部長の得意な♟ボードゲーム。
ダミープレイヤーも登場するので、2人でも楽しめるようになっているのがGood👍
Averageから推測するに、150vp以上は叩きださないと勝てない♟ボードゲーム。
慣れてても⏰プレイ時間は3人戦で90分ほど。
テオティワカン:シティ.オブ.ゴッズってどんなゲーム?
ざっくりルール
古代文明の指導者となって、信仰をしながらピラミッドの建設・装飾で名声ポイントを集めるのが目的だ。
大きなボードは外周がロンデルマスになっており、ワーカーとなる🎲ダイスを使って8つのアクションエリアを回っていく。
特徴的なのが、同じアクションエリアにいる🎲ダイスの数に応じてアクション効果が増大していくシステム。
ゲーム中、最大🎲4つまでのダイスを操ることが可能だ。
手番には🎲ダイス1つを3スペース先まで移動させる。
そこでメインアクションを実行する/🍫カカオを得る/礼拝する、の3択から選択できる。
この世界の貨幣ともなる🍫カカオだが、メインアクションを実行せずにそのエリアにあるダイスの色+1の数だけ🍫カカオを得ることができる。
メインアクションは大きく分類すると5つ。
- 木材・石材・金の獲得
- 技術の会得
- ピラミッドの建設・装飾
- 死者の大通り
- 宮殿
メインアクションを実行するには、そのエリアにあるダイスの色に等しい数の🍫カカオを支払わなければならない。
3種類のリソースを集めるエリアがそれぞれ3ヶ所。
技術とは永続能力。金を支払って会得できるのだが、どれも対応するアクションを実行したときに付随するボーナスだ。
メインとなるのがピラミッド建設と装飾。
建設は石材と木材が必要。ピラミッドタイルにはアイコンが描かれており、下敷きの部分と一致させることで、追加の🚩勝利点が得られる。
装飾には金が必要。同様にピラミッドタイルのアイコンと一致させることで、対応する神殿トラックが上昇する。
死者の大通りでは、木材で墓石を建てることができる。墓石を建てると🚩勝利点にプラスして死者の大通りトラックが上昇。このトラック数は毎ラウンドの決算フェイズにて🚩勝利点が反映する。
最後の宮殿。ここでは🎲ダイスをロックすることで出目に応じたアクションが発動。
ロックされたダイスは操作不能になるが、手番をパス/🍫カカオを3つ支払う. ことで全ダイスをアンロックできる。
そして礼拝アクションについて。各アクションエリアにある礼拝スペースにて🎲ダイスをロック。すると神殿トラックが上昇し、発見タイルが1枚獲得できる。
以上がテオティワカンの全貌だ。
重要なシステムが、ワーカーが🎲ダイスであること。
メインアクションを実行するたびに出目が+1ずつ上がっていき、[6]になると昇天する。
👼昇天すると[1]になって再生する。輪廻転生の世界だ。これも信仰心の賜物か。
🎲👼ダイスが昇天すると死者の大通りトラックも進み、昇天ボーナスも得られるよ♫
全員が1ターン過ごすとターンマーカーが進むのだが、だれかの🎲ダイスが昇天してもターンマーカーは進むようになっている。
このターンマーカーが一定数進むとラウンド終了。
決算フェイズを迎えてクリーンアップされると次ラウンドへ。
全3ラウンドを過ごし、より多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝ちとなる🎊
拡張について
部長が所有している【後期先古典期】を紹介していく。
個人的にはマストバイ拡張だと思っており、基本のみを遊んで評価を決定付けるには惜しいボードゲームだと考える。
この拡張での追加要素は次の4つ。どれもモジュラー式(独立)なので、好きな部分だけを採用することが可能だ。
- アクションボードの微調整、変更
- 新たな神殿
- 季節タイル
- 部族タイル
1つ目の「アクションボードの微調整・変更」がとても重要!!
この部分が、この拡張がマストバイであることの80%を占めるww
この調整によりゲームの戦略性が増している(´▽`*)
2つ目の「新たな神殿」は、橙の神殿が追加される。トラックを上昇させることで永続能力が付与されるようになる。
🏁ゴールでは🎉エンドボーナスも獲得できるので、戦略の幅がすこし広がったかな。
3つ目の「季節タイル」。各ラウンド開始時に公開され、そのラウンドでの特殊効果が影響されるようになる。
全8枚中.ランダムに3枚登場するので、ゲームごとに違った展開が楽しめるはず✌
4つ目に挙げた「部族タイル」は、プレイヤーごとに付与されるユニーク能力のこと。
セットアップ時にキャラクターを選択するのだが、正直言うと投入しないことをおすすめする。
理由は能力の強弱バランスが整っていないと思われるからだ。
※ もちろん好きな人もいるので、卓を囲んだメンバーで相談し合おう。
以上。あと神殿のトラックディスクが信者コマに変更されている。
こういった細やかな特典も付いてくる🎵
「ドイツ部」ヴァリアントルール
これは拡張の【後期先古典期】を投入したときのヴァリアントルール。
橙の神殿で得られる効果で、「毎ラウンドの決算フェイズ時、所有している仮面が+1つで計算される」がある。
この効果を「毎ラウンドの決算フェイズ時、所有している仮面で🚩スコアを得たのち、さらに追加して所有している仮面を+1つで計算して🚩スコアを得る。」に変更する。
つまり仮面だけで2回の勝利点計算をすることになる。
※ これは部長がフォローにしている🌍海外のボドゲサークルでのヴァリアントルールを参考にしている。📄このルールで仮面の弱体問題がすこし改善する。
実際遊んでみて、かなり仮面戦術に夢を馳せて楽しめるようになったww
ただでさえ仮面を収集するのは器用に進められる戦術ではないため、ゲームバランスが崩れるほど強いわけでもなく、あまり大きな影響力を持たない良いヴァリアントルールだ💡
注意ポイント
ターンマーカーの失念に注意!
このゲームは全員のターンが1巡するとターンマーカーが進むのだが、この処理を失念しがち!
また🎲😇ダイスが昇天してもマーカーは進む。
この処理を忘れて、後になって「あれ?さっきの動かしてないね」と気づいて調整するのだが、⌛️ラウンドの後半に慌てて調整するとゲームが乱れてしまうため、注意しよう!
こればかりは習慣付けないと忘れてしまうだろう。
頻繁に遊ばないプレイヤーであれば、なにか📝メモ書きして手元に用意しておいたほうが無難かもしれない💡
ほかにも細かい処理を忘れやすい人は、ぜひともサマリーを用意してからゲームに臨もう。
勝利への鍵
ダイスは3つ集めてアクションするのが効率良い
各アクションエリアでは最大🎲3つのダイスでアクションを実行できる理由は、出目・ダイス数に比例してアクション効果が増大するのだ。
出目が大きくても効果は大きいのだが、注目すべき利点がアクション後の出目の上昇にある。
ダイス3つでアクションを実行すると出目が+2上がる。つまり👼昇天の手順が加速するわけだ。
👼昇天させることのメリットは大きい。加えてアクションも効率的になっていれば かなりゲームを有利に運べるはずだ。
まとめ・総評
かなり📃ルールは膨大だと世間では評価されているが、♟重量級ボードゲームが好きなプレイヤーだったら許容範囲であることは間違いない。
ランダム要素も豊富で、リプレイアビリティに優れているのも好印象だ👏
ただ、上記でも説明しているように拡張【後期先古典期】を投入して完成されたゲームだといえる。
基本だけでは さほど満足度は高くないので、その欠点も理解してもらって、みなさんには触れてもらいたい!
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👇 そのほか👤D.タッシーニのゲームは こちらをチェック!
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