其の6「フルモデルチェンジ」
部長、デザイナーへの道
2023.7月。つばさ氏に とある話を持ち掛けたのがキッカケ。
「そろそろ作る側になってみない?」
さかのぼること📅8年前の2015年。実はつばさ氏・はづき氏・部長の3人で自作ボードゲームを作り、それを持ち寄って発表会を開いて遊んだことがある。
そのころに思い描いた"いつか♟ボードゲームを本格的に作ってみたい"という漠然な夢が、このたびついに始動!
✍その軌跡をつづっていく。
これまでのあらすじ
📝前回までの記事では、
- 「🎯ロンデル」と「⌛ラウンド制」は相性が悪い。
- 💔ペナルティ要素が薄い。回避しやすくゲームに影響を与えない。
- 「相見積もり」のシステムが機能していない。
- ⏰プレイ時間が長く、ダレやすい。
などの欠点が みつかった。
これらの欠点を補うためにゲームを改善していく方向で決まった。
👆📷これがβ版のメインボード。
🎯ロンデル上の監督コマを動かし、監督コマがいるエリアでのみアクションスペースを利用できる。
施工の機会を平等に与えようと"施工フェイズ"を用意したが、けっきょく後半の施工フェイズでは施工を実行しても完了するまでにゲームが終わってしまうパターンが多く見られた。(⌛アクションで時間を進めないと終わらない)
フルモデルチェンジを決意!
そのため思い切って🎯ロンデルと⌛ラウンド制を組み合わせたシステムは却下することを決意。
メインボードも壱から作り直し、フルモデルチェンジすることにしたのだ。
参考にしたのは👤D.タッシーニの【テオティワカン: シティオブゴッズ】。
あちらは🎲ダイスを使った🎯ロンデルだったが、こちらは🧍♂️ワーカーを使った🎯ロンデル。🧍♂️ワーカー2体を操作しながら🎯ロンデル上のアクションスペースを踏んで実行していくタイプを思いついた。
それではメインボードを作っていこう。アプリは「🎨ペイント3D」にて。
✍手書きなので1周90vpというハンパな出来ww
仕事の出来によって🏢会社の評価が上がったり下がったりするようにしたい。
もちろん評価が高いと🚩勝利点がもらえたり、ゲームが有利に進んだり。
それと左側のトラックは世代を表している。看板を設置するたびに上昇し、トップまで進むとゲームが終わるようにしたい。
肝心のアクションスペース。
6つのエリアを用意。🧍♂️ワーカーは前方2マスまで進められる。
マーケティングトラックを用意。新たな看板を受注するにはトラックを進めて他社と契約しなければならない。
そして看板のリニューアル。古くなった看板は廃棄スペースに置かれる。ここに一定数の看板が貯まっても🔫エンドトリガーが引かれる。
アクションのほとんどは変更なし。
看板の受注で看板タイルを🏢ビルに配置。だれかの🧍♂️ワーカーが看板を踏むことで施工が開始される。
施工開始時に巾着から🎲ダイスを引いて載せる。右上の⌛砂時計をワーカーが越えるたびに出目が[+1]され、一定の⌛時間経過で施工が完了するルールだ。
施工完了時、🎲ダイスが左側のゲージに貯まり、ここが🎲ダイスで埋まっても🔫エンドトリガーが引かれる。
新たなアクションも用意。
「アウトソーシング」は、職人コマを派遣することでマス目のボーナスが得られ、ゲーム終了時の🎉エンドボーナスにも影響する。ただし職人コマは永遠に帰ってこない。
「政府の要請」は、ゲーム開始時に用意されたタスクを達成していく。ここを達成しておかないと、💔ペナルティの対象にもなるように設定した。
看板も6社,用意。2社はゲーム開始時から契約済みだが、ほか4社はマーケティングトラックを進めて契約しないと受注できない。
施工したプレイヤーしか踏むことができない。ただしリニューアルして古い看板を廃棄しちゃえば、だれでも利用できるようになる。
個人ボードも作った。可能なら我々の処女作はスタイリッシュにしたくて、あまりパーツを増やすのは控えたかったが、やはりこれは必要だと思った。
内容は職人の技術トラック。メインボードにある「職人解放」のアイコンを越えることでゲージ上の職人コマがアンロックされ、それによってトラックも伸ばせるようになる。
下部にはリニューアル後の看板。左から使っていき、【テラミスティカ】の建物コマのように看板を設置することで収入や報酬が得られる仕組みだ。
リファレンスシートも用意しないとルールを忘れてしまうww
受注や施工のコスト。施工完了の報酬。納期による収入。看板リニューアルのコスト。ダイスの色によって発生する💔ペナルティ。
公安調査庁が🏢ビルの査察にやってくる。
感覚的には👤V.ラセルダの【カンバン】に出てくる"サンドラ"を想像してくれるといい。(知っている人はわかるだろう)
🏢ビルを練り歩き、だれかの施工完了時の🎲ダイスの色に応じて、その項目による査察が入る。満たしていないプレイヤーは💔ペナルティを被ることになる。
以上が、第2号の出来映えだ。
テストプレイをしてみよう
では💻Tabletop Simulaterでテストプレイを開始してみよう。
つばさ氏とふたりで。
🧍♂️ワーカーは2体。手番にどちらか1体を移動させてアクションを踏む。
世代の区切りで決算が発生し、会社の評価に応じて🚩勝利点が与えられる。(減点もあり)
受注や施工のコストが高かったようで、序盤のテンポが鈍いのが気になった。
しかし🤔悩みどころは多く、第1号よりも遊んでてワクワクするのは間違いないww
💔ペナルティがすこし弱く――公安調査庁の移動が鈍足なので⚡緊迫感がない。
ここは改善が必要だ。看板のアクションは なにがベターなのか、もっとテストプレイを重ねないと判断ができないかもな💭
⏰プレイ時間92分。
つばさ氏「前回もよりも全然楽しめるね。ただ気になった部分は多いので、ここは改善していきたいね」
これは3人以上で試してみたい。プレイ人数は"気づき"に大きく左右すると思うのだ。
テンポの悪さは2人プレイだから感じるのか? 3人以上ならそこまで悪くないのか?だとしたら📄2人用ルールも考案しなければならないのか?
そのへんのジャッジもしたいと思った。
ひとまずフルモデルチェンジの勇気が、成功へと導かれている感覚がある👍
今後が楽しみだヾ(≧▽≦*)o
以上、部長,デザイナーへの道でした!
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