部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介!第10弾は【CO2: セカンドチャンス】
部長のおすすめレビューとは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめ第10弾は【CO2: セカンドチャンス】!
ボードゲームデータ
- 2018年.作品。
- デザイナー ▶ 👤V.ラセルダ
- 抜群の重量級ボードゲーム
- プレイ人数 ▶ 1~4人用
- 協力モード/対戦モードの2種類が搭載されている
- 日本語版は未発売。ふるりん本舗にて和訳ルール付きで販売している。
- ミニ拡張(アップグレードキット)が発売済み。🌎国内外 問わず 入手難。
ドイツ部データ
- 通算 8プレイ (対戦モードのみ。協力モードは未プレイ)
- 内訳 2 / 3 人 ▶ 5 / 3 プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 4人
- 部長の勝率 37%
- 部長の平均スコア 34.62vp
初版の【CO2】は協力ゲームとして発売されたが、部長は長時間協力ゲームが趣向とズレるので、ほとんど遊ばない。
しかし 2版となる【CO2: セカンドチャンス】には対戦モードも搭載された。
👤V.ラセルダはお気に入りデザイナーだし、対戦モードなら遊んでみたい!
そのため、部長は【CO2: セカンドチャンス】の協力モードは未プレイ。
今回は対戦モードだけに焦点を当ててレビューを記載していく。
CO2: セカンドチャンスってどんなゲーム?
ざっくりルール
プレイヤーは🌏地球温暖化を阻止すべく、世界中にクリーンエネルギーを供給させて2010~2050年を生き延びるのがテーマ。
プロジェクトを提案してインフラを設備、そしてクリーンエネルギー発電所を建設して🏭CO2の排出量を抑えるのが目的だ。
技術者をサミットに派遣して技術力を向上させたり、国連が推進する発電所でクリーンエネルギーを生産するのも重要となってくる。
🏭環境汚染を問題視した壮大なテーマ。それを扱うは👤V.ラセルダ。
当然のように膨大なルールであるため、ルールの幹となる部分を記載していく。
セットアップ時、企業目標カードをランダムに2枚配る。
そこにはゲーム終了時のエンドボーナスが記載されており、ゲーム途中 捨て札にすることで💰8 がただちに得られる点も覚えておこう。
さらにロビーカードを5枚、ドラフトによって手札を構築する。
そしてイベントタイルを1枚提示しておく。※ これについては後述。
1ラウンド 4フェイズで構成されている。
まずはエネルギー供給フェイズで世界の🏭CO2排出量を確認。
前ラウンドにて発電所を建設できなかった各大陸を対象に、環境汚染タイルが1枚並べられる。
環境汚染タイルには20~40ppmが書かれており、その合計値がCO2排出量ゲージにカウントされる。
このとき🏭CO2排出量ゲージが500ppmを超えた場合はゲームオーバーとなり、プレイヤー全員が💔敗北する!※ 即座にゲーム終了
そうならないためにプレイヤー同士で手を取り合いながら、各自の利益のために奮闘するゲームなのだ。
オペレーションフェイズにて、各プレイヤー手番を実行していく。
プレイヤー数に応じたターン数を過ごしたら、収入フェイズへ。
プレイヤーそれぞれの技術力に応じた数値分の💰お金を得るか、もしくは🚩勝利点にコンバートできる。
最後にイベントフェイズ。
先ほどセットアップ時に述べたイベントタイル。そこに記された大陸を対象にし、その地域でインフラ/発電所を建設していないプレイヤーは💔ペナルティを受ける。
以上がラウンドの流れ。
1ラウンドは10年単位。2010~2050年の年月を過ごしていく。
そして全5ラウンドを生き延びて、企業目標カード・国連カードなどの決算をして、より多くの🚩勝利点を集めたプレイヤーの勝ちとなる。
では軸となるアクションの部分について。
オペレーションフェイズにて、各プレイヤーはメインアクションから1つを実行する。
- プロジェクトの提案
- インフラの設備
- 発電所の建設
この3つから必ず1つを実行するのに加えて、サブアクションが3つ。
- ロビーカードの発動 / 国連カード の獲得
- CEPディスクの売買
- 科学者の移動
メインアクションの前後にて、サブアクションは3種類をそれぞれ1回ずつ実行することが可能だ。
メインアクションの流れとしては、まず大陸を選んで どのクリーンエネルギーを生産するのかプロジェクトを提案する。プロジェクトに沿ってインフラを設置し、そこに発電所を建てたらCO2を削減できる。
クリーンエネルギーはリサイクル・水力・風力・太陽光・植林の5種類。
プロジェクトタイルをスロットに置き、そのスロットに書かれた報酬を受け取って完了となる。
インフラはプロジェクトタイルの置かれたスロットにしか設置できない。
また、クリーンエネルギーによってインフラのコストと報酬は異なるため気を付けよう。
インフラがあるスロットに、コストを支払って発電所が建設できる。
報酬は、このときにやっと🚩勝利点が獲得がもらえる。
重要な点は、これらプロジェクトタイル・インフラは だれの所有物であっても構わずにアクションを実行できる点だ。
ライバルのインフラでも、コストと技術力さえ払えば発電所が建てられるわけだ。
当然逆もあり得るわけで、そのため各アクションは実行すると報酬がもられる仕組みになっている。
たとえライバルに横取りされても、報酬欲しさにアクションを進めていくからだ。
サブアクションについても説明しておこう。
「ロビーカードの発動 / 国連カードの獲得」だが、どちらか一方のみ実行できる。
手札のロビーカードにはメインアクション時の追加報酬が書かれている。
ただし どれも単発型。そのターンでしか恩恵はないので注意しよう。
次に国連カードだが、カードに指定された条件を満たせば、技術キューブを支払って1枚だけ獲得できる。
条件というのはインフラや発電所の種類だ。どれも先着順なのと、トータル獲得枚数に応じてエンドボーナスに加算されるのでゲームの指針にしたほうがよい。
「CEPディスクの売買」では、CEPディスク(紫色)を売って💰お金にするか、市場から購入するか、どちらか1回だけ実行できる。
レートは売買によって変動するため、価格チャートを見て判断するように。
「科学者の移動」。これが🔑かなり鍵になっている。
自分の科学者1体を、次のように👣移動できる。
- 手元からプロジェクトタイル / ロビーカードへ。
- プロジェクトタイルからサミットタイル / 手元へ。
基本的に科学者はサミットタイルへ派遣させたい。
サミットタイルにはエネルギーアイコンが描かれており、アイコンと一致するプロジェクトタイルからでないと移動できない。
しかも👣移動させただけでは さほど効果はなく、サミットタイルのアイコンをすべて埋めると、そのタイルの科学者1体につき、持ち主は任意の技術トラックを2スペース上昇できる。
この技術トラックの進捗が収入フェイズの💰🚩報酬に大きく関わってくるので、絶対に無視できない。
ほかにも技術トラックを進める手段はあるが、技術者の働きが要になってくることは覚えておこう。
この全体的な流れを把握してしまえば、ほかの細かい要素もすんなりと理解できるはずだ。
さあ🌎地球環境を保護して、住みよい未来を子どもたちに残そう!
注意ポイント
再度伝えるが、今回 部長は対戦モードのみ について紹介していることに注意!
協力モードの内容は いっさい記述してないので、悪しからず(。-人-。) ゴメンネ
あと、企業目標カードは それぞれ説明書を見て確認しておいたほうがいい。
アイコン化されてるが、見た目では判別できないものが何枚かあるので注意。
そして、このゲームのルールである💀ゲームオーバーについて。
🏭CO2排出量が500ppmを超過すると全員💔敗北になるルールが、人によっては受け入れられないかもしれないので注意しよう。(協力モードなら受け入れられるんだろうけど)
そもそもルール設定がシビアなので、かなりの頻度でゲームオーバーを経験する羽目になる。全5ラウンドを生き延びるのは至難なのだ💦
重量級ボードゲームなので、プレイ時間が60分を ゆうに超えてしまう。
対戦モードを遊んでて、⏰60分以上も費やした結果ドローでした🌀。――は面白くないと感じてしまう人が大半だと部長は思うのだ。
これについては改善策として「ドイツ部」でヴァリアントルールを考案した。
次の項目で説明するので、興味のある方は参考までに読んでいただけたらと✌
ドイツ部ヴァリアントルールを紹介
👆上記の注意ポイントを踏まえて、勝敗を白黒はっきりさせたいプレイヤー向けのヴァリアントルールを紹介しよう。
対戦モードにて、🏭CO2排出量が 500ppmを超過して💀ゲームオーバーになったときの追加ルール。
- 環境汚染タイルを除去したプレイヤーは、そのタイルを手元に獲得する。
- 500ppm超過でゲームオーバーになったとき、手元に環境汚染タイルを獲得しているプレイヤーだけが勝利する。
- だれも環境汚染タイルを獲得していないなら、全員💔敗北とする。
- 複数人いる場合は該当者が勝利となるが、例外として、全員が環境汚染タイルを獲得している場合は、全員💔敗北とする。
💀ゲームオーバー時のサドンデスを加えたことで、ゲーム展開がより一層🌏地球温暖化を阻止しようとする動きが濃くなった。
さらに「環境汚染タイルの獲得」を目的にしたことで、💀ゲームオーバーを回避する動き(真逆の行動)になるため、ゲーム自体が崩壊しないことを検証済み*2。
※ 稀に裏切り行為の勝ち抜けが可能だったりもして🔥熱い戦いになることもww
世界観としても、ちゃんと地球温暖化防止に尽力したプレイヤーに軍配が上がった、ってなるので腑に落ちる。
うちの「ドイツ部」では👆こっちのルールのほうが納得いったので、みなさんも試してみては?
勝利への鍵
収入を増やすために技術力を向上すべし!
技術力、すなわち発電所建設するための能力値と捉えがちだが、収入を増やすためには この技術力が必要になってくる。
収入フェイズでは、各技術力トラックにおいて上位にいるプレイヤーしか収入を得られないので、技術力の競争に負けていると、ほんと素寒貧は免れない💦
サミットタイルはライバルとの相乗りが可能なので、独り占めせずに 目先の技術力向上に躍起になったほうがいいだろう。
ペナルティ回避よりも、CO2排出量削減を優先すべし!
イベントフェイズに条件を満たしていないプレイヤーは💔ペナルティを受けるため、その要素が思考を邪魔してしまう場合がある(;^_^A
まさに本末転倒とはこのことで、目的は地球環境の保護。🏭CO2排出量を削減して500ppmを超過させないことを優先すべきなのだ。
CO2排出量を削減しても、ゲームに勝てなきゃゲームオーバーになってやる!(# ゚Д゚)
――と考えるプレイヤーもいるだろうが、大丈夫!
💔ペナルティが原因で敗北するほど柔なゲームじゃないので安心してほしい。
また、それを心配するプレイヤーにはぜひともヴァリアントルールを推奨する✌
まとめ・総評
感触としては、👤V.ラセルダの【ヴィニョス: DX】よりルール分量は少ない。
ただしゲームの難易度は【ヴィニョス: DX】を上回っている気がする。
協力モードとの対比を紹介できなくて申し訳ないが、個人的には対戦モードだけでも満足!
二度おいしいと思えば、かなりお買い得な♜ボードゲームかも。
イーグルグリフォン社*3じゃないので影は薄いが、ぜひとも遊んでみてはいかが?
以上、部長のボードゲームレビューでした。
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