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V.ラセルダの【ザ・ギャラリスト】/部長のボードゲームレビュー

部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介! 第31弾は【ザ・ギャラリスト

部長のボードゲームレビュー

部長のおすすめボードゲーム

部長のおすすめレビューとは?

部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。

そんな部長何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。

ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。

珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。

部長のおすすめレビュー第31弾は【ザ・ギャラリスト】!

ザ・ギャラリスト

ザ・ギャラリスト*1
ボードゲームデータ
  • 2015年,作品
  • デザイナー ➤ 👤V.ラセルダ
  • 抜群の重量級ボードゲーム
  • プレイ人数 ➤ 1~4人用
  • ふるりん本舗から🇯🇵日本版が発売済み。※ 売り切れ御免
  • ミニ拡張アップグレードパックが発売済み。※ 🇯🇵日本版には同封。

fruhling.stores.jp

ドイツ部データ
  • 通算 7プレイ
  • 内訳 2 / 3 人 ➤ 6 / 1 プレイ
  • 遊んだことのあるメンバー 4人
  • 部長の勝率 85%
  • 部長の平均スコア 129vp

ザ・ギャラリスト

ザ・ギャラリスト】プレイデータ

部長のお気に入りデザイナー👤V.ラセルダの作品。

🇯🇵日本版が2012年,5月に発売され、それを機に購入した👍

過去に紹介した【ヴィニョス: DX】【エスケーププラン】【CO2: セカンドチャンス】よりも難易度は高い🆙⤴

そのためインストには⏰かなり時間がかかるし、💡要点を抑えながら漏れなく伝えるのは かなり難しいかもしれない。部長も過去遊んでて、何度もゲーム中に「そういえば~」と付け足しながら説明することが多かったのを覚えているww(;^_^A

きちんと📙リファレンスシートを用意して臨むことをオススメするし、📝この記事を参考にしてほしい。

ザ・ギャラリストって どんなゲーム?

ザ・ギャラリスト

プレイ風景
ざっくりルール

プレイヤーは美術館を経営するオーナーとなって、🧑‍🎨アーティストから🎨作品を購入して画廊に飾ったり、🧑‍🎨アーティストを👍プロモーションして知名度を高めたり、さまざまな手法で来場者を増やしていく。

🧑‍🎓アシスタントを雇って🌍国際的に活躍を宣伝して影響力を高めながら、最も💰収益性の高いギャラリーを運営することを目指していく。

ゲームは🔫エンドトリガー性。手番に1アクションを実行し、くり返す中で"とある条件"を満たすとゲーム終了となる。

アクションは全8種類。4つのロケーションから1つを選んで♟ギャラリストポーンを移動させる。そこの2種類あるアクションから1種類を選択していくのだ。

ちなみに、すでにいるロケーションからは移動しなければならない。なので実質, 選択肢は3つのロケーションとなる⚠️

ロケーションは次の4つ。

  1. アーティスト・コロニー (🧑‍🎨アーティストの発掘や🎨作品の購入)
  2. セールス・オフィス (🃏契約カードの獲得や🎨作品の売却)
  3. メディア・センター (🧑‍🎓アシスタントの雇用や🧑‍🎨アーティストの宣伝)
  4. インターナショナル・マーケット (🧑‍🎓アシスタントの派遣や🎨競売作品への入札)

ザ・ギャラリスト

アクションは8種類

それぞれのロケーションを説明していこう。

「アーティスト・コロニー」で選べるアクションは2つ。

まずはアーティストの発見。未発掘の🧑‍🎨アーティストと契約ができる。🧑‍🎨アーティストは全8人いるが、ゲーム開始時には1人の🧑‍🎨アーティストしか活動していない。

それと作品の購入。発掘済みの🧑‍🎨アーティストの作品を購入し、自分のギャラリーに展示できる。

🎨作品は4種類あり、💰作品の価格は🧑‍🎨アーティスト名声レベルの数値に影響する。

🧑‍🎨アーティストは🎨作品を購入してもらうことで経験値が上がっていくのだ⤴!

ザ・ギャラリスト

美術品は全4種類。

次に「セールス・オフィス」。

まずは契約を結ぶ。これによって🃏契約カードを入手できる。実はこの🃏契約カードがないと、🎨対象の作品を売却することができないので注意!⚠️

🃏契約カードにはボーナスも記されてあり、フリーアクションで実行できるのも魅力✨

そして作品の売却だ。🃏契約カードと同じアイコンの作品を1点売却できる。ギャラリーに展示している作品を取り除き、その作品の現在の価値に相当する💰お金を得ることができる。

基本的に🎨作品を売却しないことには💰まとまった資金を得る手段はない。

購入➤🧑‍🎨アーティストの育成➤🎨作品の価値が上がる➤売却、のサイクルで資金を増やすわけだ💡

3つ目は「メディア・センター」。

まずはアシスタントの雇用。任意の数だけ🧑‍🎓アシスタントを雇用できるが、デスクには最大4人までの🧑‍🎓アシスタントしか配置できない⚠️

それとアーティストのプロモーション影響力を消費して、任意の🧑‍🎨アーティストの名声レベルを上昇できる。🧑‍🎨アーティストの名声レベルを伸ばすことで、作品の価値が上がっていく。

また、名声レベルがカンストすると その🧑‍🎨アーティストは"巨匠"に認定される。"巨匠"の作品は傑作と呼ばれ、以降購入はできなくなる。(例外あり)

また、傑作をギャラリーに飾っているプレイヤーは展示スペースが1つ🔓アンロックされる。"巨匠"へと成長させるのは ひと苦労だが恩恵も大きいのだ💡

ザ・ギャラリスト

個人ボードの様子

最後に「インターナショナル・マーケット」。

ここでのアクションは、自分のギャラリーのロビーに来場者が配置されていることが条件だ。各部分で来場者の種類が指定されているので気を付けよう⚠️

ひとつは評判タイルの獲得。🎨対象の作品を展示していることで🧑‍🎓アシスタントを派遣できる。そして派遣先の評判タイルを獲得し、個人ボードに配置できる。

これらはすべて🎉エンドボーナスが記載されている。自分に都合のいい評判タイルを入手しよう。

もうひとつはオークションへの入札。💰お金を支払って🧑‍🎓アシスタントを派遣する。

ゲーム終了時に、ここのスペースへ💰より多くの出資をしているプレイヤーが🎨競売作品を獲得できるのだ。

それに加え、この「インターナショナル・マーケット」は🧑‍🎓アシスタントのマジョリティも競っている! ゲーム終了時に多くの🧑‍🎓アシスタントを派遣していると🎉エンドボーナスが与えられる。

👆以上が4つのロケーションと8つのアクションとなる。

ザ・ギャラリスト

「インターナショナル・マーケット」はタテ列でマジョリティ争い💥

さらに🔫エンドトリガーだが、次の3つのうち2つが満たされると発生する。

  • 🎫チケット売り場から すべてのチケットが枯渇する。
  • 2人以上の🧑‍🎨アーティストが"巨匠"へと成長する。
  • 巾着から来場者コマが枯渇する。

🎫チケット来場者については まだ触れてないので以下で説明しよう。

ザ・ギャラリスト

2つの条件を満たすと🔫エンドトリガーが引かれるよ

まずは🎫チケットフリーアクション(エグゼクティブアクション)で使用できる。

🎫チケットは3種類あり、それぞれ来場者の色に対応している。1枚の🎫チケットで、対応する色の来場者プラザロビーギャラリーへと1スペース分だけ移動できる。

さらにライバルのロビーにいる来場者プラザまで移動させることも可能だ⚡

来場者は3種類。VIP(桃)・投資家(茶)・コレクター(白)だ。

ギャラリーへと招くことで、影響力が増えたり💰収入が得られたり、🧑‍🎨アーティストの名声レベルが上がりやすくなったりする。

コレクター(白)は売却した作品 +1人 しかギャラリーに招けないよ⚠️

それと先にも記した「インターナショナル・マーケット」ではロビー来場者がいないと実行できない。つまり🎫チケットを使って来場者を操作してゲームを有利に進めるわけだ。

🔆ほかにも紹介しておくべき要素がある。お付き合い願いたい🙏。

まずゲーム開始時に配られる2枚のカード。♣ディーラーカードと♦キュレーターカードだ。

ディーラーカード売却した作品が、♦キュレーターカードには展示作品が指定されており、どちらもゲーム終了時に条件を満たしていると💰お金が手に入る。

指針にして🎮ゲームを進めよう。(なかなか難しい💦)

ザ・ギャラリスト

言わば🃏目的カードである

そして📄重要なルール、キックアウトアクションについて説明しておく。

キックアウトアクションは、すでにだれかの♟ギャラリストポーンがいるロケーションへ ほかの♟ギャラリストポーンが進入してきたときに発生する。

これによってキックされたプレイヤーは、影響力を消費することで そのロケーションのアクションを実行できる。さらにキック後は♟ギャラリストポーンを自分のギャラリーへと戻すので、次手番で4つのロケーションから選択できるようになるのだ💡

※ 手番のとき、必ずロケーションを移動してアクションしなければならない。

このキックをうまく誘発させてライバルよりも手数を多く打てれば有利だゾ🎵

ザ・ギャラリスト

キックアウトアクションが このゲームの特徴だ

📄細かいルールは省いて紹介している。

しかし 大まかな流れを聞く分には、それほどボリュームが🍚てんこ盛りという印象は抱かなかったはずだ。

ではゲームの勝利条件だが、より多くの👛所持金を持っているプレイヤーの勝ちとなる。🚩勝利点を集めているわけではないのだ Σ(・ω・ノ)ノ!

🎨作品の購入売却を、きちんと利益を計算したうえで 繰り返したプレイヤーが勝利するはずだ👍

拡張について

🇯🇵日本語版には同封されているミニ拡張

追加の🎨作品タイルが12枚で、どれもトリッキーなボーナスが記載されている。

それと中間決算タイル。基本では1種類の🎫チケットが枯渇すると中間決算が発生し、ギャラリーにいる来場者に応じてボーナスが得られる。

その中間決算でのボーナス・条件を変化させるアイテム。セットアップ時、ランダムに用意しよう。

些細だが、ゲーム展開に刺激をくれる良いミニ拡張だ✌

ザ・ギャラリスト

追加の🎨作品タイル中間決算タイル
注意ポイント

かなり📄細かいルールが点在しているボードゲームなので、遊ぶときは📙リファレンスシートを用意することをオススメする。

そして部長が 特に失念しやすいと思った⚠️注意ポイントを紹介。

まずは評判タイルの獲得だ。「インターナショナル・マーケット」や展示スペースの3

つ目を埋めると獲得できるのだが、処理としてロビーにいる来場者1人をプラザへ戻すのを忘れないように注意!

ザ・ギャラリスト

来場者プラザに戻る処理は忘れないように⚠️

次にコレクター(白)。

自分が🎨売却した作品数 +1人 しかギャラリーへと招待できないので注意。

これはいつだったか、久しぶりに遊んだとき すっかり失念してたのを覚えている。

これを無視しちゃうとゲームバランスが崩れてしまう💦

ザ・ギャラリスト

けっこう忘れやすいポイントです💡

どちらもボード上にアイコン表記されているのだが、パッと見ただけでは意識から外れやすいので注意しよう💦

勝利への鍵

所持金をしっかり管理しよう!

👛所持金の多さを競っているのだが、ゲーム中は👛この所持金がカツカツなので苦しいゲームだ💦ほとんどがゲーム終了時の決算で手に入る💰お金で勝敗を判断してる、といっても過言ではない。

なのでゲーム中は💰お金を得る機会に乏しい。それを覚悟して👛所持金をしっかり管理しなければならない。

投資家(茶)をギャラリーに招いていればボーナスで収入を得られるのだが、購入売却のサイクルは常に意識しないとダメだろう。

ザ・ギャラリスト

最後は👛所持金で勝負する
影響力があれば困らない

VIP(桃)をギャラリーに招いているとボーナスで影響力が得られる。

この影響力を消費すればキックアウトアクションや、🎨作品購入時の💰資金を補填することも可能だ。

実際、3人以上でプレイするなら影響力は欠かせない。頻繁にキックアウトアクションの機会が巡ってくるので、大事な場面でパスしないよう管理しておこう。

ザ・ギャラリスト

影響力を増やすにはVIP(桃)が必要。

まとめ・総評

部長お気に入りデザイナー👤V.ラセルダ――なもんで、「面白い」をアピールせずにはいられない。すこし贔屓目のジャッジなのだが、勝利条件が👛所持金なのもGOOD👍

🔫エンドトリガーが冗長で気に入らない、という💬意見もあるようだが、これくらいの尺を用意しないとギャラリーの拡大を楽しめないままゲームが終わってしまうとも思うのだ💦

👤M.ワレスの経済ゲームが好きだという方には共感してもらえそうなボードゲーム。ぜひとも遊んでいただきたい!

以上、部長のボードゲームレビューでした!

 

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*1:画像はBGGより出典