部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介! 第23弾は【ヌースフィヨルド】
部長のおすすめレビューとは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめレビュー第23弾は【ヌースフィヨルド】!
ボードゲームデータ
- 2017年. 作品
- デザイナー ▶ 👤U.ローゼンベルク
- 中量級ボードゲーム
- プレイ人数 ▶ 1~5人用
- ホビージャパンより日本語版が発売済み
- ミニ拡張が2点(長老カードセット・ソロプレイ用パーツ)。🃏拡張デッキ【カレイデッキ】【サーモンデッキ】が発売されている。
ドイツ部データ
- 通算31プレイ
- 内訳 2 / 3 人 ▶ 23 / 8 プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 9人
- 部長の勝率 54%
- 部長の平均スコア 31.65vp
ドイツ部では2.3人プレイしか経験したことがなく、4人以上で使用するアクションスペースや👴長老カードは試したことがない。
4人以上の印象を知りたい人にはお応えできないが、2.3人でも充分満足できることは伝えたい。
⏰プレイ時間も Average 45分。THE 中量級といった具合。
ヌースフィヨルドって どんなゲーム?
ざっくりルール
プレイヤーのノルウェーの漁村にて、🎣漁業を中心に営んでいく。
🌲森林を切り崩して🏢建物を建設し、👴村長を選出して より良い村へと発展させていくのが目的だ。
システムはワーカープレイスメント。
アクションスペースはどれも先着順だが、2つ以上のワーカーが配置できるスペースもある。
ゲームを通じてワーカーは3つ固定なので、各プレイヤー. 1ラウンドに3アクションを実行したらラウンド終了となる。
このゲームの特徴は潔いほどスマートなリソース類。
🌲木材と🐡魚しかないのだ。※ 通貨は💰コイン。
たった2種類のリソースだけに焦点を当ててるのだが、いやはや、なかなか管理するのには難儀する💦 よく出来たゲームだと思う。
建物カードにはランクがあり、[A.B.C]と3つある。
セットアップ時、各プレイヤーには建物カード[C]を3枚ずつ配る。
これは自分だけが発動できる建物だ。[C]は主に🎉エンドボーナスの能力が多い。
これをいかにうまく建設できるかが勝敗を分ける。
さて、ゲームの全貌だが、1ラウンドに4フェイズある。
- 準備フェイズ
- 漁フェイズ
- アクションフェイズ
- クリーンアップフェイズ
「準備フェイズ」では、指定ラウンドの頭に建物カードの追加準備が施される。
これはプレイヤー数に応じて変化するので、ラウンドタイルを参照すれば問題ない。
また、どこかのタイミングで手札の建物カード[C]を全員に公開することになる。
公開されたカードはだれもが建設可能になるのだ。
「漁フェイズ」は、各プレイヤーが個人ボードに記された漁獲量に応じて🐡魚を獲得する。
この処理が複雑、かつこのゲームの魅力にも通じている。
各プレイヤー、手番順に行う。
まず自身の漁獲量に応じた🐡魚を獲得し、自分の長老ボードにある長老カードに🐡1匹ずつ配置していく。
次に手番プレイヤーの発行済み株式トークンを持つライバルへ譲渡していく。要は配当だ。
1枚の発行済み株式トークンにつき、🐡魚を1匹渡す。
その後、手番プレイヤーの手元にある 自身の発行済み株式トークンの数だけ🐡魚を受け取る。
残りを自分の貯蓄ストックへ移し、貯蓄ストックから溢れた🐡魚は共通ストックへ戻すことになる。
この優先順位を遵守して🐡魚を分配するため、漁獲量がすくないと自分の手元にすら入らない場合もあるわけだ。
この漁フェイズを全員が処理すると、次がアクションフェイズ。
ワーカーは3つ。これはゲームを通じて増えることはない。
手番順にアクションスペースを選択して、それを実行する。スペースは先着1名だったり、2名だったり、さまざま。
アクションの内容は、、
- 貯蓄ストックの切り崩し
- 🐡魚の給仕
- 🏢建物の建設
- 🎫株式の発行/購入
- 🌲伐採/間伐/植林
- 🚢造船
- 👴長老カードの獲得/発動
- 💰1コインを得る
主に8種類。
🎫株式は発行すると💰コインがもらえ、購入すると漁フェイズにて🐡魚の配当が得られる率が高くなる。
🏢建物はコストを支払って個人ボードの空きスペースに配置。
建物には効果/能力があり、即時効果や誘発効果、🎉エンドボーナスなど さまざまだ。
個人ボードにある🌲森林タイルは伐採で取り除くと木材が手に入る、枯れたら植林で配置する、といったサイクルが出来上がる。
🚢造船すると漁獲量が上がる。船は3種類あって🚩勝利点にも反映される。
👴長老カードは無料で獲得できる。そして自分の長老カードはアクションスペースとなる。ただし🐡魚がコストとして必要。
これを有効にするのが🐡魚の給仕。
給仕ボードへ🐡魚を支払うことで💰コインがもらえる。そして給仕ボードにある🐡魚を消費することで長老カードが発動できる仕組みだ。
「💰1コインを得る」は実質パスに近いかもしれない。
これらを3アクションしたらクリーンアップフェイズ。
すべてのワーカーを手元に戻し、スタPを交代して次ラウンドへ。
7ラウンド過ごすと最終決算。
建物・船・コイン、が勝利点に加算される。そして個人ボードの空きスペースは💔-1vpだ、気をつけよう。
より多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝ちとなる🏆
拡張について
2023年.現在、🃏拡張デッキが2種類発売されている。
【カレイデッキ】は🇯🇵日本語版で発売済み。【サーモンデッキ】は国内未流通。
ミニ拡張には長老カード4枚セット、ソロプレイ用のチャレンジモードパーツ、の2つが発売されているが、どちらも国内未流通。
部長は【カレイデッキ】のみ所有しているが、印象としては基本に搭載されている3つのデッキよりも難易度は上がっている。
基本をやり込んだ、もしくは基本だけではもの足りない――そんなプレイヤーを対象にしている拡張だ。
🇯🇵日本語版だと💴定価2400円ほどなので、このゲームが好きな人じゃないと割に合わない値段かな。
注意ポイント
📷上記の写メでもお気づきだろうが、株券タイル(赤)に、「株券」が文字抜けしている。
この文字抜けが気になる人はホビージャパンHPから🖨️印刷してシールにして貼り付けるとよい。
さらに、拡張の【カレイデッキ】に搭載されている建物カード「ホテル」にエラッタが発見された。
こちらもホビージャパンのHPにて訂正テキストが公開されているので、🖨️印刷してシールで上書きしたほうが遊びやすいだろう。
※ 【カレイデッキ】「ホテル」の正誤表はこちら👇
http://hobbyjapan.co.jp/game_support/NusfjordDeckD_errata.pdf
勝利への鍵
1コインは1vpに相当する。
ほかのゲームでは、だいたいが💰コインよりも🚩勝利点のほうが価値が高いよう設定されているのだが、【ヌースフィヨルド】では💰コインと🚩勝利点が同等なのだ。
それを忘れて、実際ゲームをしてるとコストとして💰コインを支払って🏢建物や🚢船を増やしてしまいがちだ。
しかし、💰コインを支払う価値があるかは きちんと計算したほうがいいだろう。
たとえばゲーム終盤で、💰3コインを支払って2vpの建物を建ててたら、実質💔-1vpの損失がある。
仮に3コインを支払うなら、4vp以上の利益を生み出せなきゃ無駄なのだ。
没頭してると、意外と盲点になるため気をつけよう⚠
まとめ・総評
部長は「最近の👤U.ローゼンベルクとは肌が合わないかも(;´・ω・)」と思って、彼の作品にはぜんぜん手が伸びなくなっているww
2023年.2月に国内流通される【アティワ】【オラニエンブルガー運河】なんかはどうなのかなー?
正直【ハラータウ】は買わなくて正解だったw と思っている。
そんな部長だが、この【ヌースフィヨルド】は面白い👏
リソース類が潔いほど限定されてるのに、👤U.ローゼンベルクの持ち味がしっかり詰め込まれている。
「この人のゲームって複雑なんでしょ?」と思ってる人や、⏰1時間以内で終わる 易しすぎないボードゲームを探してる人は、ぜひともプレイしてみては?
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*1:BGGより引用