部長がおすすめするボードゲーム/カードゲームを紹介! 第1弾は【ボトルインプ】
部長のおすすめレビュー とは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめレビュー第1弾は【ボトルインプ】!
ボードゲームデータ
- 1995年. 作品
- デザイナー ▶ 👤G.コルネット
- 小箱カードゲーム
- プレイ人数 ▶ 3〜4人用 (※新版だと ふたり用ルールも追加)
- 日本語版は数奇ゲームズから発売済み。
ドイツ部データ
- 通算136プレイ
- 内訳 3人 ➡ 58プレイ。4人 ➡ 78プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 18人
- 部長の勝率 40%
- 部長の平均スコア 79.97vp
「ドイツ部」発足の2015年から、ボトルインプは毎年数回プレイしている。
特に新メンバー歓迎のときは、すこしボードゲーム慣れしたら触らせるのが恒例イベント。
1位を勝ち取ることが出来たら晴れて一人前!みたいな風習がある(о´∀`о)
ボトルインプってどんなゲーム?
ざっくりルール
数字が1~37までのカード、+ ボトルカードが1枚。
1~37には、それぞれ3色(赤・青・黄)が設定されている。(「19」は例外)
「19」を除く、実質36枚のカードをすべてプレイヤーへ均等に配ることになる。
配られた手札から、各自1枚ずつを左右のプレイヤーと🔄トレードし、さらに1枚を秘密裏に封印。計3枚を一度に選択するわけだ。
これのおかげで配牌の運要素が、じゃっかん軽減される。
マストフォローのトリックテイキング。親が出したカラーに従って同色を切っていかなければならない。
トリックは、リードカラーに関係なく数字が高ければ獲得できる仕組みだ。
カードにはそれぞれコインが描かれていて、ゲーム終了時にそれら合計が勝利点となる。
このゲームの核となる部分が、「19」未満のカードたちだ。
「19」未満のカードを出すと、そのトリックに無条件で勝利できるのだ。
1ターンで複数の「19」未満が出ると、その中で高い数字が勝つ。
※ 悪魔のチカラを借りてトリックに勝利した、という設定。
そしてその後ボトルカードも引き取って、トリックに勝利したカードに仕込んでおく。
ここからが問題。
以降、ボトルが仕込んであるカードの数字未満を出すと、その中で高い数字を出したプレイヤーが無条件で勝利できる。
これを続けていくと、、、?
「1」にボトルが仕込まれたら、「1」未満は存在しないのでそのままゲームが終了する。
なんとこのボトルが手元にあるプレイヤーは脱落となり、獲得したトリックは返上。さらに全員が封印していたカードのコイン合計値がマイナス点として計算されるのだ。
これを回避するために、低い数字はどこかのタイミングで手放す必要がある。
プレイヤー数に関わらず、4ゲーム1セット。
より多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝ちとなる。
注意ポイント
はじめて遊ぶと、このトリックに勝利するルールに戸惑うはず。
特にボードゲーム/カードゲーム全般に慣れていない初心者だけで遊ぶには注意。
「なんも面白くない」と敬遠されてしまう可能性もある、その不安定さが欠点だろうか。
遊ぶならゲーム慣れしている人を交えるか、根気強く2.3セットは回してみてほしい。
勝利への鍵
サマリーとは常に にらめっこしておこう
各自1枚ずつ用意されている、カード分布のサマリーは常に にらめっこして戦うことをおすすめする。
特に低い数字は どのタイミングで手放されたかを把握しておかないと、自分がボトルを引き取って敗北する原因にもなるのだ。
早々に手札を2色以下にコントロールすべし
低い数字を手放すには、親のリードカラーに対して「色無し」を宣言するのが手っ取り早い。
そのためセットアップ時のトレードや封印で、手札を極力2色に減らすようコントロールしてみよう。
これを逆手にとって、ライバルがトレードで回してきたカードを把握しておけば、相手が何色を枯らすつもりでいるかも見当がつく。
ただし手札によっては低い数字も優先してトレードする必要にも迫られる。
トレード & 封印 は、慎重に選択するべきだ。
まとめ・総評
ズバリ、なかなかシビアなカードゲームだ。
それでも「部長のおすすめ」第1弾は、このボトルインプにしようと決めていた。
それだけ長く愛用してきたカードゲームであり、これからもプレイ日記で報告する機会もあるだろう。
さすがの面白さ👏「ドイツ部」では絶賛されているほどだ。
「ドイツゲームの原点にして、頂点」とも呼んでいたくらいww
トリックテイキングが好きな人には、ぜひともおすすめしたいカードゲームだ。
*1:BGG から引用