アイ.アム.ドイツゲームギーク

ただいま週3でブログ連載中! ボードゲームの、ボードゲーム好きによる、ボードゲームマニアのためのブログ

M.ゲルツの【ハンブルグム】/ 部長のボードゲームレビュー

部長がおすすめするボードゲーム/カードゲームを紹介。第2弾は【ハンブルグム】

ハンブルグム

部長のおすすめボードゲーム

部長のおすすめレビュー とは?

部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。

そんな部長何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。

ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。

珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。

部長のおすすめレビュー第2弾は【ハンブルグム】!

ハンブルグム

ハンブルグム  *1
ボードゲームデータ
  • 2005年. 作品
  • デザイナー ▶ 👤M.ゲルツ
  • 重量級ボードゲーム
  • プレイ人数 ▶ 2~5人用
  • 日本語版は未発売。
  • 拡張マップが2点発売されているが、どちらも国内未流通。


【中古】【輸入品・未使用未開封】ハンブルグム(英語版)

👇 Amazon では拡張マップも販売している。

ドイツ部データ
  • 通算37プレイ
  • 内訳 2 / 3 / 4 / 5人 ➡ 9 / 17 / 10 / 1プレイ
  • 遊んだことのあるメンバー 14人
  • 部長の勝率 75%
  • 部長の平均スコア 103.78vp

Board Game Stats

ハンブルグム】のプレイデータ Board Game Stats

2015年、がニューヨークに出張の折、お土産に買ってきてくれたボードゲーム

個人的な想い出もあるが、それ抜きでも おすすめしたいボードゲームだ。

ドイツ部でも大ウケしたボードゲームで、一時期メンバー間で「初手5ターンの攻略法」まで発見されたほど。

しかしそれはスタートダッシュで優位に立てるだけで、けっきょくそれが勝因にはならないことが実証されてきたため、すでに忘却の彼方にある。

ハンブルグム

アメリカ・ニューヨークのボドゲショップにて

ハンブルグってどんなゲーム?

ハンブルグム

プレイ風景
ざっくりルール

ドイツの街・ハンブルグで⛪教会を再建して復興していくのがテーマ。

プレイヤーはだれよりも教会再建に尽力することを目指す。

特徴はロンデル。

👤M.ゲルツ作品といえば、もはや代名詞になっているアクションシステムだ。

手番にはそのロンデルでマーカーを時計回りに進めてアクションを選択する。3マスまでは無料で進めるが、それ以上進めるとなると追加コストとして勝利点を支払わなければならない。

アクションは大きく5種類。

  • 交易 (商品を売るか、資材を買うか)
  • 商品の生産 (ビール・砂糖・絹)
  • 造船
  • ギルドホール
  • 教会への寄付

ハンブルグム

ロンデルの内部構造。 交易は2ヶ所(✔)。生産はそれぞれ3種類 3ヶ所(■)ある。
マーカーをを時計回りに進めてアクションを選択する。

目的は⛪教会に資材を寄付して、VPタイルを獲得すること。

そのための資材は「交易」で購入できるが、一度に大量購入すると関税がかかるルール。これがまた嫌らしいのだ。

※ 1つ 💴20 で購入できるが、10つを購入すると 💴600 もする。(最大10つ)

この資材を買うための資金繰りが、「商品の生産」だ。

はじめは1つしか生産できないが、「ギルドホール」で🏭工場を建設すれば生産力がアップ。🏭自分の工場の数 +1つ の商品を生産できる。

ただし🗺マップ全域で🏭工場が増えれば、物価は下がる。

つまり売値が下落していくことになる。

ハンブルグム

工場の建設数に応じて、それぞれ物価が下落していくチャート。

交易」での出荷数だが、「造船」で港にて⛵船を増やせば商品の出荷数が上がる。

ただし⚓港全体の停泊数は決まっているので、上限を超えたら⛵古い船からスクラップになるため用心。

ではメインとなる「教会への寄付」だが、⛪教会は全部で 6棟。

⛪1棟 につき5回分の資材を寄付すれば教会は完成する。

そして寄付1回分の支払いにつき、VPタイルを獲得できる。

タイルは5種類あり、それぞれ「○○1つにつき○○vp」と指定されているため、自分に有益なタイルを集めるといい。

ちなみに1アクションでいくらでも寄付してよい。所持している資材すべてを教会に費やしてもいいのだが、「ギルドホール」の建設にも資材は必要なので、やりくりは計画的に!

⛪教会が 6棟すべて完成すればゲーム終了。

より多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝ちだ。

注意ポイント

大きな欠点は、3.4人で遊ばないとこのボードゲームの魅力まで届かない点

これまでたくさん広げてきたが、まず 2人じゃ遊ばないな。なんの障壁もなく進むので、ぜんぜん苦しくないのだ。

あと、「ギルドホール」の建物効果は それぞれ確認しておくべき!

建物タイルには英語とドイツ語のテキストしか表記されていないため、これら効果を曖昧にしちゃうと、勘違いによりゲーム中盤で挫けてしまうプレイヤーが出てしまうだろうから注意しておこう。

ハンブルグム

建物は6種類。 特に茶色の役所たちは要確認!

勝利への鍵

寄付を急いでも勝てるとは限らない

ハンブルグム

ゲーム終了時

目的が寄付であるため、やはりそれに向けてゲームが進むのは間違いないのだが、大切なのは勝利点に繋がるVPタイルを獲得できるか――だ。

寄付を急いで先にVPタイルを確保しておいても、それが光らないようライバルに邪魔される危険性がある。

タイルそれぞれが先着順なので焦ってしまいがちだが、「ギルドホール」でのエリア占拠も大きな意味を持っている。

とはいえ、うかうかしてると重要な得点源を奪われてしまうため、そこらへんの見定め(寄付のタイミング)が勝利の鍵になってくるだろう。

まとめ・総評

部長の想い出もミックスされて、だいぶいい感じに紹介してしまった。

入手難だが、ほんとおすすめ。

部長は基本、

  • 「うわー」
  • 「やべえ」
  • 「No way」

などが つい口から漏れちゃうゲームを評価している。

ゲームとはいえ、努力が報われないのってリアルでいいよね。、、うん、いい( *´艸`)

 

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👇 そのほか👤M.ゲルツのゲームは こちらをチェック!

arutaandruka.hatenablog.jp

👇珍しいボードゲームTRPGを探してる人。覗いてみてはいかがでしょう💡

*1:BGGより引用