部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介! 第15弾は【エアランズ・ヨーロッパ】
部長のおすすめレビューとは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめレビュー第15弾は【エアランズ・ヨーロッパ】!
ボードゲームデータ
- 2011年.作品
- デザイナー ▶ 👤A.ムーン
- 中量級ボードゲーム
- プレイ人数 ▶ 2~5人用
- ホビージャパンより日本語版が発売済み。現在入手難。
- ミニ拡張が3つ発売済みだが、たしか日本では流通していないと思われる。
- 本作は【ユニオンパシフィック】のリメイク版。こちらも入手難。
ドイツ部データ
- 通算26プレイ
- 内訳 2 / 3 / 4 人 ▶ 5 / 13 / 8 プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 14人
- 部長の勝率 65%
- 部長の平均スコア 88.27vp
⌛平均プレイ時間が47分とあって、かなり遊びやすい中量級ボードゲーム。
勝敗が🃏カードの引き運に左右されることがあり、あまり経験値を必要としないのが「軽い」所以かな。
しかしドイツ部メンバーでは部長の次につばさ氏が勝率60%と高く、実はボドゲ慣れしてる人のほうが強いw
そしてミニ拡張はどれも未所有。香り付けくらいの要素だが、可能ならば欲しいな。
エアラインズ・ヨーロッパってどんなゲーム?
ざっくりルール
プレイヤーはヨーロッパ圏にある🛫航空会社の株主となって、その配当額(🚩スコア)で勝利を目指すボードゲーム。
費用を投資して🛫輸送ルートを開拓すると会社の価値が上がって配当も増えるのだが、配当を受け取るには🎫株式カードをたくさん保有していなければならない。
だが決算が訪れるのは気まぐれで、いつ何時やってくるかわからない決算に備えて準備するのが面白いゲームだ。
ってかんじでスケールは大きいが、ルールはものすごく単純でわかりやすい♫
まずセットアップ。
※ プレイヤー数に応じて使用する🛫航空会社が異なるのでチェックしておこう。
株式カードをシャッフルして各プレイヤーへ5枚の🎫株式カードを配って手札にする。
次に5枚の🎫株式カードを公開してボード脇にディスプレイとして並べておく。
残った🎫株式カードを3つの山札にし、各山札に決算カードを1枚ずつ加えてさらにシャッフル。それら3つの山札を1つの山札に束ねておく。
次にスタートプレイヤーを決め、2番手に1vp. 3番手に2vp…と🚩スコアチップを渡す。手番順によるアドバンテージを均しているわけだ。
最後に全員へ💶5 を渡してゲームスタート!
このゲームはアクションフェイズと決算フェイズしかなく、まずはアクションフェイズにて手番で次の4つから1つを実行する。
- 費用を投資してルートを開拓し、その後 株式カードを獲得する。
- 手札の株式カードを公開し、公開枚数 ×2の💶お金を受け取る。
- 手札を捨ててアバクス株を購入する。
- 💶7 を受け取る。
費用を投資とは、🗺マップにあるルート上の数字がコスト。この金額を支払って🛫飛行機コマを配置すると、その区間の輸送ルートが敷かれたことを意味する。
各ルートは先着なのだが、1ルートにつき2.3の会社が結べるため そんなに熾烈ではないかもしれない。
ルートを開拓すると、💶投資した資金と同数分だけ株価トラックを その会社マーカーが前進する。このトラック位置によって、決算時の配当が影響するという仕組みだ。
このルート開拓をした後、ボード脇のディスプレイから🎫株式カードを1枚選んで手札に加えるか、山札から引いて手札に加える。
ディスプレイは常に5枚になるよう補充しておこう。
重要なのが、このゲームでは🛫航空会社がいくつも存在するが、どれも自分の会社ではない。経営者ではなく、あくまでプレイヤーは投資家なのだ。
株式カードは手札にあるだけじゃ意味がない。手元に公開しないとダメなのだ。
1アクションを使って株式カードを公開できるが、「同じ航空会社の株式カードを任意の枚数公開」か「2社の株式カードを1枚ずつ公開」の二択から実行する。
その後、公開した株式カード1枚につき💶2を受け取れる。
あともうひとつの要素、アバクス株。
この会社はシステム会社のようで、プレイヤー依存なく時代とともに成長する会社。
そのアバクス株の入手法は、手札を1枚捨てることでアバクス株を1枚獲得。(そのまま公開)
または手札を3枚捨てて、アバクス株を2枚獲得する。
これは決算時期によって🚩スコアが決まっているため、いかに多く保有しておくかが重要だ。
最後のアクションは💶7 を受け取るのみ。実質パスに近いだろうか。
ただし資金を稼ぐ手段に乏しいゲームなので、頻繁にこのアクションは実行する羽目になるだろう。
さて、メインとなる決算だが、ゲーム中に3回訪れる。
それはセットアップで用意した決算カードが山札からめくられたとき、即座に決算フェイズへと移行する。
それぞれの✈️航空会社ごとにトラック数に応じた🚩配当を、🎫株式カードを多く公開しているプレイヤーから順に受け取っていく。
🚩配当を受け取ったあとは次のプレイヤーからまたアクションフェイズへと戻る。
基本的にはこれを覚えれば遊べてしまう。
そして3回目の決算が終わるとゲーム終了。
より多くの🚩配当を受け取ったプレイヤーの勝ちとなる。
注意ポイント
サマリーカードが付属してるのでセットアップのときには要確認!
なぜならプレイヤー数に応じて使用する✈️航空会社が異なるため注意が必要だ。
この手順を誤ると、しっかりバランスが崩れると思われる。
また 各プレイヤー財布の上限が💶30まで、というルールも忘れないよう注意!
ここらへんが説明書にさらっとしか書かれてないため見落とす危険がある💦
あともう一点💡
👤同デザイナーゲームの【チケット.トゥ.ライド】でも感じたことだが、手番順によるアド*2を均すのが不十分な気がする。
今作も後手が🚩初期勝利点をもってるだけで、あまり平等には感じられないのだ。
このへんのケアはヴァリアントルールで補正してもいいかもしれない。
うちの「ドイツ部」ではベストな解決法を導けてはいないのだが、もし いいアイデアがあれば💬コメントまで教えてください!(^^)!
勝利への鍵
アバクス株は1ラウンド目で攻める!
🔑勝利の鍵はズバリ、アバクス株にある。
それを1枚目の決算カードが引かれるまでの1ラウンド目で集めておくといい。
まず前半では✈️ほかの航空会社の成長が推測できないため、手札を捨てることの被害が小さい。
捨てた株式カードは後半で挽回すればいいだけのことだ。
そして後半につれてアバクス株の配当は跳ね上がるため、ライバルたちも目の色を変えて攻めてくるはずだ。
後半でバタバタする前に、前半で一定のアバクス株を保有しておけばライバルたちにもいいプレッシャーを与えられるだろう。
ライバルたちを心理的に脅かす戦術として、かなり効果的なはずだゾ✌
まとめ・総評
重量級ボードゲームでよく見られる株式システムを、ここまで簡易的にまとめたのが素敵✨
⌛プレイ時間も60分以内に収まるので、たまに遊びたくなる佳作だ!
勝敗の要が引き運に左右されるが、そのへんは中量級ボードゲームの宿命でもあるため部長は受け入れている。
🔰ボードゲーム初心者にもおすすめで、個人的には👤同デザイナーの【チケット.トゥ.ライド】よりも評価している。
現在入手難で流通していなく、🌎海外でも取り扱ってる店舗はないんじゃないかな(;^ω^)
ウワサによると前作の【ユニオンパシフィック】よりも洗練されているらしく、遊ぶなら【エアラインズ・ヨーロッパ】を推奨とのこと。
どっか☕ボドゲカフェでも取り扱ってる店舗があるのかな?
もしかすると、どなたか♜ボードゲームコレクターの人に頼んで遊ばせてもらうしかないかも(。-人-。) ゴメンネ
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