部長のおすすめボードゲーム/カードゲームを紹介! 第8弾は【ブルームサービス】
部長のおすすめレビューとは?
部長の持論になるが、♜ボードゲームは卓を囲むメンバーの性格や経験値によって面白さが変化するものだと思っている。
そんな部長が何度も遊んで面白いと評価したボードゲーム/カードゲームを厳選。
ルールや注意点に拡張ゲーム、勝利するための鍵もレビューしていく。
珍しくて面白いボードゲームを探している人、末永く遊べる面白いボードゲームを探している人、難易度の高い遊びごたえのある面白いボードゲームを探している人は参考にどうぞ。
部長のおすすめレビュー第8弾は【ブルームサービス】!
ボードゲームデータ
- 2015年.作品
- デザイナー ▶ 👥A.ペリカン & A.プフィスター 作
- 中量級ボードゲーム
- プレイ人数 ▶ 2~5人用
- 日本語版が アークライトゲームズから発売済み
- ミニ拡張が数点 発売されている。※🗾国内では入手難
ドイツ部データ
- 通算37プレイ
- 内訳 2 / 3 / 4 / 5 人 ➡ 1 / 15 / 16 / 5 プレイ
- 遊んだことのあるメンバー 18人
- 部長の勝率 40%
- 部長の平均スコア 83vp
部長が👤A.プフィスターの虜になったキッカケがブルームサービス。
2015年の♞ドイツゲーム年間エキスパート大賞に輝いたボードゲームで、これとモンバサが👤A.プフィスターの名を世界に広めたんじゃないかな。
意外とメインボードが小ぶりなので、テーブルスペースに悩むことがないのも高評価のポイント!
4人以上が集まるときは 遊びたくなっちゃうかもなあ (#^.^#)
部長は英語版を所有してるが、数種類のカードさえ覚えちゃえば📃テキストで困惑することはないので大丈夫。
ブルームサービスってどんなゲーム?
ざっくりルール
プレイヤーは🧙♀️魔女を2人操って、各エリアの塔へ🥤ポーションを配達していくボードゲーム。
アクションはカードで実行していく。
カードは各プレイヤー10枚。
ラウンド開始時、この10枚のアクションカードから4枚を選択して手札にする。
全員が4枚を手札にしたらアクションフェイズへ。
親がカードを1枚選んで公開し、このとき「勇敢」「臆病」のどちらかを宣言する💬
ほかのプレイヤーは、同じアクションカードが手札にないか時計回りに確認していく。
同じカードが手札にあれば公開。
このときも「勇敢」「臆病」のどちらかを宣言💬
これを1巡するまで確認していくわけだ。
問題は「勇敢」と「臆病」の違いだ。
「勇敢」を宣言したら、全員のカードを確認するまで待たなくてはならない。
「勇敢」アクションは1回の恩恵が大きい代償として、後手のプレイヤーが同じく「勇敢」を選択したら、先手のプレイヤーはアクションを失効してしまう💦
(後手のプレイヤーが「臆病」なら阻害されない)
つまり誰とも「勇敢」がバッティングしなければ、最後にアクションを実行できるわけだ。
逆に「臆病」アクションは1回の恩恵が小さいけど、だれにも阻害されず ただちにアクションを実行できる。
{ただちに}というのもミソ💡
🥤ポーションの配達は先着順でもあるため、手番順が影響してくることもある。
勇敢を実行、もしくは最後に臆病を実行したプレイヤーが親となり、新たにカードを公開する。
これをくり返して、全員が4枚の手札を使い切ったらラウンド終了。
7ラウンドを経て、より多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝ちとなる。
10枚のアクションカードは大きく分けると4種類。
これらを計画的にプロットして、かつ実行できるかが勝敗を分けるのだ(`・∀・´)エッヘン!!
カードテキストの上部が「勇敢」。下部が「臆病」。
特にエリア移動のカードは「勇敢」を失効すると、だいぶ計画が破綻するため度胸が試される。
ここらへんは駆け引き・手番の妙なども影響するので、盤面を見てライバルの動向にも気を配る必要がある。
☁雲の除去も、このゲームの大きな役割。
マップに拡散している☁雲を取り除くと、その数だけエンドボーナスに加算される。
またエリア上に浮いてる☁雲は取り除かない限りそのエリアへ進行できない。
☁雲を取り除くにはステッキを消費するので、リソース類も慎重に管理しておこう。
さらにモジュラールールでアミュレットを投入することもできる。
アミュレットは3つずつ、プレイヤー人数分がマップ上に散らばっている。
これを回収することで報酬ももらえるし、さらに獲得した個数によってエンドボーナスにも影響する。
さらにラウンド開始時、イベントも発生する。
毎ラウンド発生するイベントはランダムなので、都度 計画を見直す羽目になるだろう。
4人以下で遊ぶと、毎ラウンド💀呪いのアクションも発表される。
そのアクションを実行するには勝利点を支払わなければならない💦
🗺マップは両面仕様。オモテが基本、ウラが上級、となっている。
当然ウラ面のほうがオプションも増えて楽しいので、慣れたプレイヤー同士におすすめする。
ミニ拡張について
ミニ拡張が2つあり、どちらも蛇足ではないアイテム。
1つ目はサブアクション。
こちらは【ブルームサービス: カードゲーム】に付属している。
部長はこのミニ拡張目当てで👆コレを買ったくらいだww
ルールはかんたん。
これらサブアクションカードをシャフルして山札にしておく。
そこから 2枚を公開してディスプレイに並べたら準備OK。
プレイヤーが「臆病」アクションを実行するときに、そのアクションを失効させてサブアクションカードを入手 / または発動する。
1枚のサブアクションカードを発動させるのに⌛2ターン費やすが、アクションのバッティングで計画が破綻しても、慰めてくれるだけのパワーはある。
2つ目のミニ拡張はクリスマスタイム。
こちらは 4種類のパーツがそれぞれ 1つずつ追加される。
どれも🎄クリスマスってことで、みんな恩恵を受けるのがモットーみたい。
写真左上(↖)から「嵐の雲・👼天使」。
この雲を除去すると、ほか全員がステッキを1本獲得できる。
右上(↗)は「アミュレット・🍫ホットチョコ小屋」
アミュレット獲得時の報酬で、ただちに 6vp 得て、ほか全員が好きなポーション1つをサプライから獲得できる。
左下(↙)は「丘タイル・🦌トナカイの橇」
発動時、どこでも好きなエリアへワープできる強力効果。代わりに ほか全員が好きなポーション1つをサプライから獲得できる。
右下(↘)は「森タイル・🎄クリスマスツリー」
発動時、好きなポーション2つをサプライから獲得できる。ほか全員は 1vp を得る。
登場するかはランダムだが、セットアップで調整して全部採用するのもアリ!
注意ポイント
プレイヤー同士の駆け引きが楽しいボードゲームなので、やはり卓を囲む人数は必要。
2人プレイでは本来の楽しさを味わえないので注意!
正直 4人以上がベストなんだが、最低3人いれば このゲームの面白さにたどり着くと思う。
プラス、ミニ拡張の補助アクションは必須!
多人数だと、プロットしたアクションがプレイ順の誤差で腐ることなんてザラだからだ。
そんなとき補助アクションに方向転換できるので、事故を軽減できる。
かなり優秀なミニ拡張なので、可能なら入手してほしい。
勝利への鍵
まずは奥地を目指せ!
🗺オモテ面だと、スタート地点とはマップの反対側。その奥地まで行けば、1回の配達で得られる勝利点も跳ね上がる。
そこに素早く到達して、未配達の塔をがんがん占有してしまおう。
ただし1ラウンドで👣長距離移動を計画しちゃうと、手番順による事故で破綻しかねないので気を付けよう。
逆に言えば、この奥地をライバルに独占させるのは危険だ。
しっかりマークするか、プロットする 4枚を予測して対策しちゃえ!
「勇敢」アクションは親を放棄する手段
このゲームは手番順による移動アクションの破綻が だいぶ尾を引くので、親のタイミング、後手のタイミングが重要になってくる。
そのため、「勇敢」を失効させて次ターンで後手に回ることを手引きしなきゃならない場面にも出くわすだろう。
プロットした 4枚を有意義に使いたいと考えてると 総崩れするパターンもあるため、「4枚中 1枚は捨ててもいいかなぁ」くらいの ゆとりは必要かもしれない。
まとめ・総評
戦略がプレイヤー同士の思考に依存するため、思わぬハプニングや逆転劇もあって なかなか📹ドラマチックな展開になるボードゲームも珍しいかも。
なにより高評価なのが、この内容量にしてはメインボードがコンパクトである点。
「ドイツ部」はテーブルスペースに悩まされることがあるので、比較的どこでも広げられちゃうゲームってのは有難い👏✨
👤A.プフィスターのボードゲームで、ここまでスタイリッシュなのは ほかにない。
つい👤A.プフィスターにフォーカスしちゃうが、👤A.ペリカンとの共作であることも忘れないでおこう*2
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👇 そのほか👤A.プフィスターのゲームは こちらをチェック!
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